ペシミストかしら?
先日会社の後輩3人と大上司1人と飲みました。
昨日書いたとおり、私は声枯れしていたため、聞き役に徹していたつもりです。
そのとき驚愕したのが、20代の後輩も50歳そこそこの大上司も、わが社の未来をたいへん明るいものと信じ切っているところです。すごく前向き!
常々、何かと会社や業界のことを後ろ向きにとらえがちな私は、びっくりしてしまいました。
わが社の商品の顧客の平均年齢は56歳で、若い人からの指示が得られないので大変です。商品を扱う販売店は、売上ダウンに歯止めがきかず、大変な苦労をされています。
さらに、市場はほぼ国内のため、今後の人口減によっては、さらに苦しい業界になるのではないかと思っています(高齢化はもしかしたら追い風かも?ですが…)
私が思うに、それに対する対策を、わが社も販売店も両方が考えあぐねてる状況で、相変わらずトップも5年前と何ら変わらない方針を掲げているままだし、
どうよ?うちの会社? 大丈夫か?うちの業界??
ということを常々思っているわけです。思うたびにため息が出る。。。
でもみんなは違う。
商品力を信じ、販売力を信じ、ついでに自分の将来の安定も信じてる。
「いい会社だよ」って言ってる。
私、間違ってるんだろうか…。
私の考えは、こうです。(ちなみに私は販売セクションの人間なので、商品については今回は省きます)
①メーカーは市場の変化をもっとちゃんと分析して、商品や販売方法を変えることを考えなければならない
②販売方法でいうと、今まで販売店に頼りきっていた宣伝・営業活動を、メーカーとして本気でやらなきゃいけない。人も予算も使って。
って、これってモノづくりをする会社なら普通にやってることですよね…。
今までこういうことを熱心にしなくても良かった(=会社も業界も発展してきた)という意味では、確かに会社も業界も明るいのかもしれない…
最近読んだ本にこんなことが書いてありました。
クリティカルシンキング・・・批判的思考、と訳されるが相手を非難することとは違う。
本当にそれ正しいの?と検証を重ねること。
先の戦争でも、「最後は燃料不足で負ける」と分かっていたのに開戦しちゃうのは、このクリティカルシンキングが足りないから。
あいつは批判的だ、否定的だ、後ろ向きだ、なんて言われようとも、やっぱり私はこういう思考をもっていきたいんだよなーと改めて思ったです。
そのときに単なる「文句言い」にならんように、自分のアタマで考えて、プロの仕事をしたいもんです!